苫米地博士の「脳のアンチエイジングの本」です。
世の中で言われている
「ゴマを食べましょう」「DHAサプリを飲みましょう」なんて安易な方法は一切出てきません。
脳が若いって何?
本を開けば、苫米地博士本らしく、最初はデータ(それを裏付けるワラント)=クレーム(主張)がずっと続きます。
苫米地本に慣れていない人は「そんなんどうでも良いから、早くどうすればいいか教えて」と思われるかもしれません。(←かつての私もその一人)
これまでの「寿命」という捉え方は古いこと。
脳の老化を早める理由。
IQが高い人の脳の使い方などが語られています。
これから益々長寿社会になる我が国において、脳を若く保ち、死ぬ瞬間までハツラツで現役でいく為には何が大切なのかを知らしめてくれます。
脳の衰えを止める簡単な方法
本書では苫米地博士の説く「脳のアンチエイジング」が幾つか紹介されています。
老化は光、酸化、乾燥のせいと言われがちですが、老化現象の本質は脳の衰えからきているんです。
私は日焼けしないよう、肌が乾燥しないよう一生懸命保湿し、日傘をさしていますが(これはこれで大事ですが)本質的なものはここではないよう。
年齢とともに脳を使わない生活期間が長くなるにつれて、活力レベルの低下はどんどん進みます。それが相乗効果で脳の衰えを昂進させ、坂を転がり落ちるように老化のスピードをましていきます。
神経伝達物質が減少すれば、思考、発想、記憶に支障をきたすばかりか。注意力も衰え身体も疲れやすくなります。
同時にホルモンの産出も抑制されますから、肌の色つやも悪くなり、シワも刻まれます。
もちろん情動も貧しくなり、わくわく、どきどきする機会は綺麗に失われてゆきます。
その結果、身体をしぼみ頭も固くなった老人ができあがります
ひ~!恐ろしいですね。神経伝達物質の放出を盛んにすることが大事です。
そこで、苫米地博士はいくつか「脳の衰えを止める」方法を提唱しています。
一番は「読書」。やはり苫米地本らしく読書です。
「月に100冊読むことを課題として贈ります」と書かれています。
月100冊なら1日3~4冊。(小説や漫画は除く)
最初は眠くなるけどそれでも頑張って読め!1日4~6時間読書にかけて、じっくり読め!と。
読書がなぜ脳にいいのか。それは知識のゲシュタルトができるから。(ゲシュタルト=ある事柄に関連するひとまとまりの知識)
新たな知識を獲得することなく、昨日までと同じ知識の状態を維持している限り、神経ネットワークの同時カッはも起こりません。
なぜなら昨日までの知識によって神経ネットワークは過去に同時発火を起こしており、それ以上に抽象思考を行おうとしても、抽象化は進まない状態にあるからです
新しい知識を入れ神経ネットワークを同時発火させる為に手っ取り早いのが読書という訳なのですね。これまで1日1冊も難しかったですが、これからはきちんと読書の時間を確保して新しい知識をバンバン入れて、神経伝達物質をドンドン放出させようと思います。
他にも具体的な方法が書かれています。100歳まで生きる方は是非お読みください!