知らない人が多い会議やセミナー、ワークショップで
最初に「アイスブレイク」というものがなされる時があります。
アイスブレイクとは
初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法。集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を指す。
これまで私が経験したものは
「この会場に来るまでに、良かったことを話してください」とか
「24時間以内にあった『新しい発見』について教えてください」などがあります。
正直、難しいです。苦笑
「うわ~寝坊した。髪の毛のセットもイマイチ~。朝の電車混んでたわ~。隣の人に足踏まれて痛かった」みたいな思いをしながらセミナー会場に来た日などは、「悪かったこと」は止めどなく話せそうですが、良かったことは出てきにくいですよね。また、いきなり、知らない人同士の会議やセミナーで「良かったことを話せ」なんて言われても「なんだか恥ずかしい」「何喋っていいのかわからない」と困ってしまいます。
スポーツドクターの辻秀一さんは、会議のオブザーバーとして参加した時に「好きなことをシェアしあう」ということをしているそう。
好きなことを口に出すとパフォーマンスがあがる
突然ですが「好きな食べ物は何ですか?」
・・・寿司、焼き肉、すき焼き、お好み焼き、ラーメン、カルボナーラ。
うーん。誰しも止めどなく出てきます。
これをするとほぼ確実に
・挙手をする人が多くなる
・寝る人が少なくなる のです。
しかし、それと同時に「大事な会議の前に何でそんなふざけたことを話すんだ!」と怒るオジサマ達もいるのだとか。
辻先生曰く
「その場では『はい、そうですか。すみませんでした』と謝るけれど、
腹の中では『囚われているオマエが一番ふざけているんだ』と思っています」。
好きなことを考え、口に出すとパフォーマンスが上がるんです。
辻先生はスポーツの場でも
ハーフタイムなどに「敢えて」この「何が好き」を出して、皆のパフォーマンスを上げているそうです。
「その短い間で技術的に何かが向上する訳ではない。ならば好きなものの話をしてパフォーマンスを上げるのに集中!」だとか。
確かに「あと○点で追いつけるぞ(or追いつかれるぞ)だから頑張れ」と言われても心が焦るだけかもしれませんね。
シャイな人におすすめなのは「二択」
「しゃぶしゃぶとすき焼きどっちが好き?」
「ラーメンとうどんどっちが好き?」などなど。
2択だと答えやすくなるんです。
考えただけで楽しいですね。(そしてお腹がすいてきますね。笑)
私の中での楽しい2択は
「サザンと桑田ソロどっちが好き?」(マニアック過ぎ?)
「日本酒とワインどっちが好き?」(うわ~想像しただけで萌える)
ですね。