12年前、韓国に住んでいました。
当時、知り合う人々が、私が日本人であることが分かると「日本の歌、好きだよ」と言ってくる方が多かったです。
年配の人なら「安全地帯」「尾崎豊」「中森明菜」。
若い人なら「EGO-WRAPPIN」「LOVE PSYCHEDELICO」などなど。
「へー、そうなんですね。私はサザンオールスターズが大好きですよ」というと
「誰それ?」と。
あら、ニッポン国を代表するロックバンドをご存知ない?私は喜んで手元にあったMP3プレイヤーで曲を聞かせてあげました。
すると
「う~ん、あんまり上手くないですね」と…。
はぁ??(゚Д゚)?
という気持ちを抑えて
「はは。そうですか。まぁ好みがありますもんね^^」と笑顔で返していました。
確かに韓国の人々は「歌うま正統派」が好きな傾向にあるような気がします。ちなみに当時の韓国で流行っていたのがこの曲。
朗々と歌い上げる歌うま系ですよね。(EXILE系?平井堅系?)
一体、日本で一番歌が上手いのは誰なのか
日本に帰国したとある日。雑誌の表紙に目がいきました。
「日本で一番歌が上手いのはこの人だ」
美空ひばりか、ちあきなおみか、沢田研二か、それとも松田聖子か
なんでしょう。このワクワク感。この記事の主旨は以下のとおり。
あらゆるものの「日本一」を決める新シリーズ、記念すべき第一弾は、誰もが気になる「一番歌が上手い人」。
音楽界の一流識者が16人集まり熱い議論を繰り広げる見。事1位に輝く歌手の名前は?!
そして選者は以下の方々。
それぞれの選者が「愛」を持って、歌い手に最大限の敬意を払いつつコメントしているこの記事は大変読み応えありました。
でも歌が上手いってどうやって決めるのでしょうか。
歌というものは、キレイごとではなく、歌手それぞれが名人なんです。その人にしか出せない声があり、上手い下手を決めるのは難しい。
例えば坂本九さんと北島三郎山では声質が違いすぎて、お互いの持ち歌を交換して比べることができませんからね。
ただ、聴く人誰もの心を揺さぶる歌声があるのも、また事実です(つのだ☆ひろ)
そうそう。確かに比較できない。
「布施明と稲葉さんどっちが上手い?」と聞かれても、もともとそれぞれの突出した個性があり比較しようがない。(どっちの声もステキ❤)
そんな中、選者の皆さんが「歌の上手さ」を数値化したランキングはこちら。まずは女性編。
なるほど。なるほど。
そして男性編。
我らが桑っちょ、桑田佳祐!!堂々の1位!
そうなんだ!一家言のあるプロの皆さんもそう思うんだ~!そうでしょう、そうでしょう。
桑田の歌はなぜ泣けるのか
選者の皆さんはこうコメントしています
才能という面では全く敵わない。単純に歌が上手いわけじゃなくとにかく昭和を代表する天才だと思います(来生えつこ)
デビュー時は半ズボンで飛び跳ねていたけど、次第に自分ならではの楽曲を歌い始めて『いとしのエリー』で地位を確立した。ふざけているようでいて実は基本的な歌唱力もずば抜けているんです。そして人の心を揺さぶる力も持っている(亀渕昭信)
長く、広く、人々に受け入れられ続けていること、それだけで尊敬に値するでしょう(堀井憲一郎)
歌を「コントロール」することと「伝えること」。その両方が「うまい人」の素養だとしたら桑田佳祐こそが、それを最高レベルで併せ持つボーカリストなのかもしれない。
そして総合ベスト10はこちら
お嬢にはかないません。日本が誇るトップアーティストですもんね。桑っちょは2位!
当時「あんまり上手くないですね」といった韓国の人達~これ見てますか~?(絶対みてないw)
それにしても音楽は楽しいですね。このランキングにあがっているアーティストの曲をガシガシ聴きたくなっている私です。
おまけ)この記事を書くにあたって改めてお嬢の曲を聴きました。圧倒的1位なのが良くわかります…。
夜、一人で聴きましょう。