人間稼業はそれなりに長いにもかかわらず、いつも私はストレスにやられています。
胃が痛くなり、胃薬を飲むことはしょっちゅう。数年前は突発性難聴にもなりました(これについてはまたの機会に…)
「ストレスに負けっぱなしの自分をどうにかしたい」そんな気持ちから手にとったのが本書です。
樺沢紫苑(かばさわしおん)先生は作家であり精神科医です。8年前から今のスタイルのYouTubeチャンネルを運営していて、登録者は 38.4万人(2022.8月現在)。私も登録者の一人です。
サバサバした語り口で核心を突くコンテンツを毎日投稿されていていつも楽しみにみています。
私が好きな動画はこちら↓
「裏しおんちゃん」という隠れキャラもいます。YouTube LIVEでも登場しますが、たまにヅラがずれて萌え萌えです。笑
「ストレスをなくしたい」「ストレスに負けない強い心を持ちたい」と考えていましたが、それはどうやら違うようです。
樺沢先生はこう言います
ストレスはゼロにしたほうがいい?
答えは「No」です。たとえば、仕事において大事な商談やプレゼンがあるとしましょう。ものすごいプレッシャーや緊張を感じ、ストレスが発生するはずです。しかし、そのストレスのおかげで、いろいろなことを調べて準備し、何度も練習します。その結果、スキルは上達し、あなたの自己成長につながります。
確かに緊張やプレッシャーがなければ、私のような人間はますます努力しないかもしれません。胃を痛め泣き言を言いながらなんとか問題を乗り越えてきたのもストレスがあってからこそかも。
しかし、過剰なストレスを感じつづけるのも危険だと樺沢先生は言います。
ではどういう状態がいいのか。それは
「寝ているときにストレスがない状態になっていること」「次の日にストレスや疲れが持ち越されていない」ということだといいます。
本書にはこの2つの状態になる為のあらゆる「To do」が紹介されています
私はプレッシャーを感じると、とにかく不安な気持ちになりがちです。
そんな「不安」に対して樺沢先生は、不安は何もしないと増え、行動すると減ると言います。そうなんです。「どうしようどうしよう」と心の中で唱えても現実は何も変わらないんです。問題が自動的に解決されることは絶対にありません。
この一言を読んだだけで、私は救われたような気持ちになりました。「そうだ、行動しよう」と。
本書は「自分」「他人」「仲間・家族」「仕事」「自己肯定感」「食事」「お金」「介護」「人間関係」「サプリ」「SNS」「運動」「嗜好品」など、誰もが一度は悩むであろう事象を取り上げています。
一つひとつにエッセンスがギュッとつまっているのでとても読みやすいです。更に学びを深めたい時には参考文献も載っています。(★マークで難易度まで表示されています)
こんなに親切な本があったでしょうか。
これからストレスと上手く付き合っていく為のバイブルとして手元に置いておきたい本です。