瀬戸内寂聴、美輪明宏、平野啓一郎の対談集を読みました。
「日本人なら「気品」を身につけなさい」
2人のお姉さま(?)にたっぷり可愛がられながら、控えめに発言している平野啓一郎のコメントが面白かったです。笑
本書の中に初めて知る言葉がありました。
《君子の交わり 淡き水のごとし》という言葉です。
どういう意味かというと…
人と付き合う時には、たとえ親でも子でも兄弟でも、自分以外の人間と付き合う時に、腹六分で付き合うんですよ。ちゃんと敬語でもって話をしなさい。馴れ合い、でベタベタするのはやめなさいってことですね。
ベタベタすると、必ずお互いに 我儘が出てきて、憎み合ったり、勝手を言ったりして、そのうちに嫌になるから。
やっぱり自分以外の人間と付き合う時にはね、誰だって入ってもらいたくないところがあるんだから。そこには、入りもしない、入らせもしない。
それで、人の欠点やいろんなところには見もしない、見せもしない。人の悪口は言わない。聞きもしない。それが昔の処世訓だったんですね
この言葉には納得させられました。
どんな人に対しても「温かい心」と「敬意」をもちつつ、心地よい距離感でいられたらなぁと思います☺️