[打合せ・会議]気後れする人は円卓のナプキンを最初に取る

先日のイベント打ち合わせの出来事です。

私が定刻どおりに打ち合わせの場所に行くと、主催者と余興出演者の方が既にいらっしゃっていて、楽しそうにお話をされ盛り上がっていました。(←と、私は感じました)

そこで私はかなり気後れしてしまいました。ここが今回のミスのはじまり。

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ダチョウ倶楽部のように「どうぞどうぞ」してたら、全く仕事にならなかった

ディレクターさんがいない現場は、我々 MC がディレクター代わりとなり、打ち合わせを取り仕切って進行を確認することが多いです。(人によっては「MCD(=MC+Director)」なんて呼び方もするんですよ)

しかし、すっかり気後れした私は、その場で打ち合わせの主となれず、発言も少なめになってしまいました。(The チキン!)「私が来る前に話していた内容をまた蒸し返すのも申し訳ない」と思ったからです。

ずっとアウェイな感情を抱いたまま打ち合わせはどんどん進み、そして終了しました…。

モヤモヤした想いを抱えながら自宅に帰り、いざ進行表を作るとなるとやはり曖昧な点が多く、私は再度、主催者側に打ち合わせを申し出、内容を詰めることとなります。

これは、相手の時間を奪ってしまうという最もやってはいけないことであり、私自身の時間給も下げることになるダブルでよろしくないことです。

ご迷惑おかけしてしまったと反省している時に、ふと今回のタイトルであるの円卓のナプキン理論を思い出しました。メンタリスト DaiGo さんの本に書かれている内容です。

中華料理の丸いテーブルを思い浮かべてください。

円卓に並べられた人数分のナプキン。

最初に誰かが左から取ると、後に続く人は左から取るようになり、右から取ると右から取らざるを得なくなります。

初めにアクションを取った人が、その場のルールを作るというのが「円卓のナプキン理論」です。ファーストを取ることで主導権を握れるということなんですよね。

遅れてでも円卓のナプキンをとるべし

いかなる場合あっても、例えそれが直前にでた話をもう一度していただくような事になっても、私は全てを丁寧に確認すべきでした。今回、私はただの参加者ではなく、その場を仕切るディレクターですから…。

「恐れ入ります。先程お話に出ていたかもしれませんが、確認の意味も込めてもう一度伺っていいですか」という言葉を添えたら、お相手が気分を害することはまずありません。

私の尊敬する先輩は、全国の同業者が集まる会議では率先してその会の議長となり、その場を自分のペースに持っていくことを常としているそうです。

自分の領域にみんなに入ってもらうという感じでしょうか。

その方が自分がノリノリで仕事できるからねと明るくおっしゃっています。

日本人は往々にして「相手を慮る」という優しい性質があります。
しかしビジネスの場においては、その性質が本来大事なものを失わせ、結果的に相手に迷惑をかけることもあるかもしれません 。

臆することなく、円卓のナプキンを最初に取りましょう!

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