今年度のアカデミー賞3部門を受賞した話題作
「コーダ あいのうた」。
はじめは
タイトルが…ちょっとな~^^;;
いわゆるお涙ちょうだいモノだったらヤダナ
というイメージをもっていました。
しかし、評論家オタキング岡田斗司夫さんが、
ご自身のYouTubeチャンネルで大絶賛しているのをみて
「え、そこまで言うなら一回観ておこうか」と軽い気持ちでいきました…。
ここ数年で観た映画の中で一番いいじゃないか!!!
鑑賞後はしばらく立ち上がれなかった…。
涙でマスクがぐちゃぐちゃになり、マスクがずーんと重くなった程の感動した映画です。
公式サイトのあらすじです
豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聴こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。
新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択するルビー。すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、意外な決意をし・・・。
コーダcodaとは…
コーダ(CODA)は「Children of Deaf Adults」の略で「耳の聴こえない両親に育てられた子ども」を意味します。
どこに感動したか?オススメポイント3つ
◎ストーリーが素晴らしい!
皆さんは映画に何を求めますか?
映像の鮮やかさ、非日常を味わえるエンタメ性、出演者の演技力…などなど、
映画に求めたいものはいろいろありますが
私は物語の設定や展開に重きを置いています。
この映画は
「家族の愛や葛藤、師弟の絆、若者のみずみずしい恋愛」など、いろんな要素が上手くからみあっていてツボがたくさん散りばめられてる感じです。随所で心震えます。
◎俳優陣が素晴らしい!
主人公のルビー演じる エミリア・ジョーンズの手話や歌唱力を含めた演技がずば抜けて素敵なのですがお父さん、お母さん、お兄さんも良かった。
驚いたのがこの3人は本当に耳が聞こえない聾者の俳優なんです。
アメリカでは職業として聾者の俳優さんがいることを初めて知りました。
◎音楽が素晴らしい!
合唱クラブでの活動シーンやルビーの名門音大受験で歌う曲などそれぞれがイイ。帰ってからずっとサントラを聞いています。
YouTube Music, Spotifyではサウンドトラックが全曲ありますので、映画の余韻に浸るのもヨシ!
その後YouTubeをみていたら…
「コーダ あいのうた」をみんなはどんな風にレビューしてるんだろう?
と検索すると、コーダ(CODA)の方のチャンネルを見つけました。
その中で出てきた
「ろうあ者」→「聾者(ろう者)」
「健聴者」→「聴者」という表現。
ろうあの「唖」には「喋ることができない」との意味が含まれているそう。
聴力に障がいがある人も手話で喋っているので、これは確かに表現として間違っていますね。
しかし私にはこの知識がなく、何も考えずにツイートしていました。
映画「コーダ あいのうた」
4人家族の中で唯一の健聴者である高校生の女の子が主人公。単なるハートウォーミングな話ではない。劇中の音楽がまた素晴らしい。マスクが涙で重たくなるほど後半は泣きました。アカデミー賞3部門受賞なのも納得。今もサントラ聞いて涙してます。今年のBest1になったかも😌 pic.twitter.com/U2SWrsLiG1— たかこ타카코@福岡釜山 (@takako_shono) April 6, 2022
昔からフツーに使っていた表現の中に、
「実はこんな意味があった」というのを知って驚くことがありますが
この言葉もしかり。これから気をつけます。
とにかくオススメのこの映画。
Amazon Primeで是非ぜひ観てください~