これまで司会の現場において、数々の恥ずかしい経験や申し訳ない失敗をしてきました。(それでもこの仕事を続けられているのは本当にありがたいです)
私が今でも毎回ドキドキするのは乾杯のシーンです。
とある企業の商品説明会&懇親会@ホテル。
乾杯のご発声をする方が当日欠席となり、急遽、他の方がすることになりました。
その方は、開会後しばらくしてから会場に入られ、司会者の私はご挨拶も打合せも出来ないままでした。
会が始まってから、
担当の方に「◯◯株式会社◯◯様が乾杯」とメモを渡されました。
その時、私は
「いきなり乾杯の挨拶と言われても大変だろうな。。
多分、話は短く済ませたいだろうから、『すぐに終わっても大丈夫ですよ』という意味も込めて出席の皆さんにはグラスの用意をしてご起立いただいた上でご発声をお願いしよう!」
多分、話は短く済ませたいだろうから、『すぐに終わっても大丈夫ですよ』という意味も込めて出席の皆さんにはグラスの用意をしてご起立いただいた上でご発声をお願いしよう!」
と思い
「乾杯のご発声は◯◯様です。
それでは皆様、グラスをお手元にご用意いただき、ご起立ください」
それでは皆様、グラスをお手元にご用意いただき、ご起立ください」
とアナウンスしました。
グラスを持って一斉に立つ出席者の皆さん…
しかし、その方は大変お話が慣れていらっしゃって、そこから6分間、スピーチをされました。。皆さんを立たせたままの6分間でした。
「やってしまった……」
私にとって、その6分間(時計をみて計ってました…)は自分を責める長い長い時間でした。
私が「いきなり無茶ブリされ大変でしょうから、すぐ終わっても大丈夫なよう、皆さんご起立を願いますね」と勝手に考えたことなんです。
どんなに短くても、ご挨拶いただいた上で、ゲストの皆さんにはご起立をお願いするべきでした。。良かれと思ってやったことですが、大失敗。
あぁ、今思い出しても涙目になります。
福岡、大分の日韓二ヶ国語司会 生野貴子でした!