前回、「一流の MC」 力という本をご紹介しました 。
”http://shonotakako.com/business/post-318” こちらは、司会業をやっている人だけでなく
社会の一員としていろんな人と交わりながら生きていく人すべてに役立つ本です。
先日、トークショーの司会をして
改めて「やっぱり大事だ」と感じたエピソードをご紹介します。
改めて「やっぱり大事だ」と感じたエピソードをご紹介します。

■ 無駄なことを言わない
著者の三枝さんは一流の MC についてこう語ります。
一流の MC は本質がここだというところにぎゅっとフォーカスをすることができます。ゴルフでいうアプローチがうまいという才能です。そして最後のパターはゲス トや共演者に譲ります。あと一打で確実にカップインするところまでお膳立てするのは、タモリさんが上手です。アプローチショットの達人です。それによって無駄な時間を短縮出来ますし、ゲストや共演者たちに多くの時間を与えることが可能になります。しかもリアクションがしづらいような「微妙な距離」が残っていないので、緊張感なくフィニッシュに臨めます。言葉数が少なくても、その場で必要とされる「番組の本質」に迫れるからこそです。
MCの現場だけでなく、例えば会議でも、他の出席者を差し置いて、ファシリテーターがどんどん喋る場面をみることがあります。(※ファシリテーターとは会議の進行役です)
イベント、番組、会議でいうと「ゲストと対等に喋りたい」「自分のカラーを出したい」と、躍起になって喋る人がいますが、これではゲスト(出席者)が活かされません。
間を怖がって、どうでもいい一言を発することもありますが、ラジオでない限り多少の間は大丈夫。怖がってはいけません(^^)
無駄なことを言わないように意識するのはとても有効なのです。あなたは自分を出来るを人間と思われたくて、ついつい一言多く言葉を発していませんか。一流の MC は、自分に自信がありますし、ことさら自分を大きく見せる必要がないので、喋りの量を減らすことで質を上げているのです。
私もトークショーやパネルディスカッションの場では、余計なことは喋らず、確実にトスを上げてゲストに気持ちよく打っていただけるようなセッターを目指します!