[MCの現場より]「NGとさせていただきます」という言葉

 

時間がある時は自分のスキルアップの為に、福岡市内のいろんなイベントや式典に行き、MCの方の喋りや一挙手一投足やお客さんのリアクションを穴が開く程、見ています。(でも隅でコソっとみています。笑)

 

先日、とあるセミナー会場で講師のプロフィール紹介の際「SNSへの写真投稿はかまいませんが、全文の文字おこしはNGとさせていただきます」とアナウンスされていました。

 

「NGとさせていただく」

うーむ、なんだかしっくりこないですね。初めて聞く表現です。

 

友達同士の会話なら「それはNGだよ」なんて使うのは問題ないと思いますが、公のアナウンスでは

「全文の文字おこしはご遠慮ください」「ご遠慮くださいますよう、お願い申し上げます」が無難な言い方でしょうか。

 

しかし、これは司会の方が考えた表現ではなく、主催者サイド(またはディレクター)が指示した場合も考えられます。

 

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明らかに間違った表現をアナウンスするように指示されたら

MCはたまに「いやいや….これ絶対間違っている」と思う表現を敢えて「してください」と言われることもあるんです。

 

昔むかし。
企業のパーティの司会の仕事を賜った時に、「○○社長様」「○○部長様」と言うよう指示されました。しかも相手は私の祖父ぐらいの年齢の方。

「役職+様」は明らかにおかしい。でも当時の私は「それはおかしいです」とやんわりと伝えるテクニックなど持っていませんでした…。

 

迷いに迷ったあげく、本番では「社長様」は使わず「代表取締役○○様」と言い換えました。

その後、その企業からのご依頼は二度とありませんでしたー(泣)

 

今ならクライアントのお気持ちも尊重しながら、正しい日本語をご提案できるのですけど。まぁ仕方ないですね^^;

懐かしい想い出です。